2021年06月28日 18:48

このたび、UHA味覚糖とピエクレックスは、コロナ禍における新たな口腔ケアの課題に取り組むため、「オーラルウェルネス共同プロジェクト」を始動する。

UHA味覚糖は、舌の汚れに働きかける口腔ケア成分であるアロマ成分複合体「DOMAC(ドゥーマック)」を活用した口腔ケアに取り組む中で、この技術を「咀嚼による口腔機能維持」にも活用できないか検討していた。一方ピエクレックスは、人の動きを電気エネルギーに変え、抗菌効果を生む新素材「PIECLEX(ピエクレックス)」を開発、製品化に向けて検討。この抗菌効果を生かし、自分の「口の動き」を利用することにより、楽しみながら着用できるマスクを提案したいと模索していた。

そこで、それぞれの課題であった「口の動き=咀嚼」に着目し、「PIECLEX」を使用したマスクを装着した状態でグミを噛む共同試験を行った。その結果、やわらかいグミを噛むよりも、硬いグミを噛んだ方がマスクの抗菌効果に必要な伸長が大きくなり、かつ咀嚼動作も大きくなることがわかった。両社の技術に相乗効果があることがわかったことから、マスクとグミの関係を生かした共同プロジェクトを始動することとなった。

この共同試験結果内容をもとに、今後UHA味覚糖では咀嚼による口腔機能維持も考えたDOMAC含有の高弾力グミの開発を、ピエクレックスではアパレルブランドとともに「PIECLEXマスク」の更なる改良をすすめる。さらに両社の取り組みとして、相乗効果に関するエビデンスの取得を進めていく。