2021年06月28日 17:58

広島県の日本酒酒蔵再生スタートアップであるナオライは、世界的な酒類品評会において、「浄酎 -Purified Spirit 白紙垂」が銀賞を、「浄酎 -Purified Spirit 金紙垂(オーク樽熟成)」が銅賞を受賞したことを明らかにした。
受賞したのは、イギリスの酒類専門誌「ドリンクス・インターナショナル」が主催しているスピリッツを対象にした品評会「International Spirits Challenge 2021」の「Liqueurs & Specialities」部門。世界で最も権威のあるコンペティションの一つとして知られており、著名なスピリッツ業界の専門家によるブラインド・テイスティングが行われている。
「浄酎」は職人たちの手で作り出され、選び抜かれた日本酒をさらに浄溜することによって生まれた、これまでになかった全く新しいお酒。実現したのは「低温浄溜」という独自技術。本来、日本酒を高温で蒸留してしまうと、日本酒由来の香りや旨みが損なわれてしまう。しかし「低温浄溜」という技術は、日本酒が変性しない40℃以下という低温での浄溜を可能にし、日本酒がもつ華やかな香りや、甘美な味わいをそのまま凝縮することに成功した。
また、日本酒の水分だけを取り除きアルコール度数が高くなった浄酎は、品質が劣化するどころか「時間が経つほど丸く深みを増す」。時間が経つごとに熟成が進み、深みが増す「浄酎」は、日本酒、焼酎に次ぐ、第三にして最も贅を尽くした和酒ということができる。詳しくはこちら。