2021年06月28日 09:41

山と溪谷社は、富士山登山者を対象にした登山ガイド「富士山ブック2021」を6月15日に刊行した。

インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける同社は、月刊誌「山と溪谷」を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開している。

10年以上にわたって刊行され、富士山登山の教科書として親しまれてきた「富士山ブック」。富士山山頂へ向かう4つの登山道の情報や、必要な装備、バテない歩き方など、富士山を安全に、楽しく登るために必要な情報を網羅している。2021年シーズン、最新の富士山登山ルートやノウハウを紹介。登山者が気になる「コロナ禍での富士山の登り方」の情報もまとめている。山小屋での宿泊の仕方や持っていくべき携行品、事前に身につけておくべき知識など、最新の富士登山情報を届ける。2年ぶりに富士山の開山が決まった今年、初めて登る人だけでなく、何度も登っている人にもおすすめの内容だ。

本書は登る対象としての富士山だけでなく、富士山の文化的価値にも焦点を当てている。かつて火の噴く山として崇められてきた富士山は、長い時間をかけて日本の象徴として親しまれるようになった。時代時代の節目において、富士山はどのように信仰され、絵画や文学に描写されてきたのか。知ってから登るとさらに楽しい、富士山の奥深さを学べる。

定価は1200円(税込)。発売日は6月15日。

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