2021年06月25日 13:52

みちのりグループの岩手県北バスは、2022年春にサービスを開始する地域連携ICカードの名称・デザイン(岩手県内=「IGUCA」・青森県八戸圏域=「ハチカ」)を発表した。

地域連携ICカードは、バスの定期券や各種割引などの地域独自サービスと、Suicaエリア(およびSuicaと相互利用を行っているエリア)で利用可能な乗車券や電子マネーなどのSuicaのサービスが、1枚で利用可能な2in1カード。みちのりグループでは、3月に関東自動車(栃木県)にて、地域連携ICカードを導入しており、今回の岩手県北バスの岩手県内/八戸圏域でのリリースはそれに続くものとなる。

岩手県内「IGUCA」は、岩手県北バスが運行する岩手県内の全ての路線バスが利用対象となる。岩手県の方言「いぐ(行く)」(IGU)とカード(CARD)を組み合わせた名称としてネーミングした。同じ地域内での交通事業者間の共通サービスの実現についても検討していく。また、盛岡Value Cityから発表のとおり、MORIO-Jポイントから岩手県北バスの交通ポイントに交換できるサービスも予定しており、地域活性化に向けた連携も進めていく。

青森県八戸圏域「ハチカ」は、公営と民営のバス事業者が協力してエリア全体で導入する初めてのケースであり、交通ネットワークとしての利便性向上が期待できる。名称は公募し、240件の中から選定委員会で決定。デザインは、八戸工業大学感性デザイン学部創生デザイン学科に依頼した。

みちのりホールディングス