2021年06月25日 13:45

レゴグループは、6月23日、使用済みペットボトルを再利用したレゴブロックの試作品を公開した。
リサイクル素材を使用したブロックの開発はレゴグループとして初めての取り組み。これは、2020年に発表した3年間で4億ドルのサステナビリティへの投資の一環で、「2030年までにレゴの全てのパーツを持続可能な資源由来のプラスチックにする」という目標における最新のステップだ。
この新しい試作品は、廃棄された飲料用ペットボトルのプラスチックを使用しており、既存のレゴブロックと同様に同社の極めて厳しい品質と安全性の要件を満たしている。また、米国食品医薬品局(FDA)および欧州食品安全機関(EFSA)の承認を受けた米国のサプライヤーから調達した再生プラスチックを使用している。平均して1リットルのペットボトルからは、2×4のレゴブロック10個分の原材料が得られる。研究チームは、今後、色の追加、さまざまな形状のテスト、成型時の品質テストなど、さらなる開発作業を行い、パイロット生産段階に移行するかを決定。このテストには、少なくとも1年はかかると予想している。
レゴグループには、子どもたちから環境に配慮した持続可能な素材の使用を望む声が多く寄せられている。レゴのファンの人々とサステナビリティへの取り組みの進捗を共有したいとの思いから、最新の開発成果として、使用済みペットボトルを再利用したブロックの開発を公表することにした。