2021年06月22日 17:12

ペットメディカルサポートは、同社ペット保険「PS保険」が、2021年2月に支払った高額保険金事例について公開。またその中から「犬の椎間板ヘルニア」の診療について、「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長、三宅亜希先生の解説を紹介した。
椎間板は、脊椎にかかる圧力を分散するクッションのような役割をしている。しかし、何らかの原因により椎間板が変性して、椎間板物質が突出(=ヘルニア)すると、脊椎の上にある太い神経(脊髄)を圧迫。突出した椎間板物質が犬の脊髄を圧迫すると、痛みや麻痺といった神経症状が生じ、段差を嫌がる、突然歩けなくなるといった症状が起こる。
診察では、症状が始まった時期やきっかけ、日常生活での様子などの問診を行い、犬の体格、四肢の位置、体重のかけ方、歩き方、座り方、痛みの有無などを観察。ついでレントゲン検査で、椎間板ヘルニア以外の病気の鑑別を行う。椎間板ヘルニアの診断は造影剤を使用しない単純なレントゲン検査では行えないため、CT検査やMRI検査によって確認する。そのほか、ほかの病気との鑑別や現状を知るために血液検査が行われることも。治療法としては、軽度の椎間板ヘルニアの場合は内科治療が可能だが、重度の場合は外科治療が必要となる。
ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」は、「椎間板ヘルニア」を始め、「癌(ガン)」「膝蓋骨脱臼(パテラ)」など不安の種になりやすく、ペット保険では補償対象外にされやすい診療でも補償の対象。詳しくはこちら。