2021年06月21日 18:46

テラ・ルネッサンスは、団体創設20周年を機に、日本を含む世界6ヵ国で活動する全てのスタッフが着用する「公式ユニフォーム」を制作。そのユニフォームに、日本環境設計が手掛ける「BRING」のDRYCOTTONY Polo Shirtを採用した。
BRINGは、着なくなった服を回収し、原料にまでリサイクル。それらで再び服を作っている。同会は、「ポリエステル(石油資源)を減らすことや使うことをやめるのではなく、ポリエステルをサステナブルな原料に変える」という同ブランドのポリシーに強く共感。公式ユニフォームへの採用を決定した。
現在、ポリエステルは繊維生産量の約6割(5200万トン)を占めるほどの重要な素材(BRING HPより)。そのポリエステルの原料となる「石油資源」は、戦争や紛争を引き起こす原因となることがある。テラ・ルネッサンスは、コンゴをはじめ、アジア・アフリカで紛争や災害で被害を受けた元子ども兵や女性、貧困層などの人々に対し、自立支援を行ってきた。団体創設20周年を機に公式ユニフォームを制作するにあたり、服飾産業の抱える問題と同団体の活動との関係性から、人にも環境にもやさしいサステナブルな商品を採用したいと考えたという。
そこで、素材を分子レベルまで分解して化学的にリサイクルする「ケミカルリサイクル」と呼ばれる技術を生かし、回収された服を新しい服づくりの素材とするサステナブルな商品作りに取り組んでいる「BRING」に、制作を依頼することに決定した。