2021年06月21日 10:15

エムディエヌコーポレーション(MdN)内で文芸・料理関連を扱う出版レーベル立東舎は、「文豪きょうは何の日?」を6月18日に発売した。

立東舎は料理、文芸、漫画ほか、さまざまな分野のポップカルチャーを紹介する出版活動を展開中。「料理の本棚」「乙女の本棚」などの好評シリーズのほか、手塚治虫さん、谷ゆき子さんらの幻のマンガの復刻などで感度の高い読者の話題を集めている出版ブランドだ。

1月17日、芥川龍之介がインフルエンザにかかり、10日間ほど寝込む。8月4日、内田百閒が妻の提案で生まれて初めてキュウリの味噌汁を食べる。文豪にまつわる記念日といえば、どんなものを思い浮かべるだろうか。有名なところでは6月19日の「桜桃忌」がある。1948年に玉川上水に入水した太宰治の遺体が発見されたのがこの日。奇しくも太宰の誕生日でもあるこの日は、彼の晩年の作品「桜桃」にちなんで名付けられた。そんな記念日は、この日だけでなく、1年中どこにでもある。

ある年のある日に、文豪たちがどこで何をしていたのか。作品の発表や受賞といった公的なエピソードだけでなく、恋愛や結婚、学生時代の思い出から日常の悩みに至るまで、文豪をより身近に感じられる私的なエピソードも含めてまとめた。1月1日から12月31日まで、文豪たちがいつどこで何をしていたかがすぐわかる。まさに文豪の日めくりカレンダーだ。各月の章扉には、イラストレーター・問七さんによる誕生月の文豪イラストを掲載する。

定価は1980円(税込)。発売日は6月18日。

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