2021年06月18日 13:53

世界文化社は、書籍『大原千鶴の「新・豆腐百珍」』を6月17日に発売した。
2015年のSDGs採択以降、個人の生活においても、利便性や贅沢よりも安らぎや心地よさ、そして社会や環境に対して「いいつながり」を求める傾向が生まれた。植物由来のタンパク源、豆腐とその仲間(油揚げや厚揚げ、おからなど)はこれからの時代、もっともっと活用したい、持続可能な食材。ウェルビーイングな暮らしにもっと賢く取り入れたい食材のひとつだ。
かねてより「豆腐好き」を公言する料理研究家の大原千鶴さんが注目したのが、1782年(天明2年)に刊行され、大人気を博した江戸の料理本「豆腐百珍」。本書は、現代版の「豆腐百珍」として、ごはんのおかず、汁物、酒肴まで、豆腐だけで構成したレシピブック。江戸時代の「豆腐百珍」は、家庭で日常的に親しまれた料理から、見た目が美しいものや変わった調理法などをランク別に100品紹介している。本書では、「豆腐百珍」をオマージュし、現代風にアレンジしたレシピの他、オイル漬けや春巻き風、パルミジャーノと合わせるなど、大原さんオリジナルの豆腐料理を100レシピ掲載した。
豆腐は水を多く含んでいるので、どのくらい水気をきるかで、でき上がりが変わり、適切な水きりができていないと途中でどんどん水が出てきて味がぼやけてしまう。本書の材料表では、レシピごとに水きりの加減を3段階に分けて表記。豆腐のみずみずしさを味わう料理から揚げ物、和え物まで、ばっちり味が決まる。
定価は1485円(税込)。発売日は6月17日。