2021年06月17日 18:29

東三河の産業支援機関であるサイエンス・クリエイトでは、様々な分野の専門家が起業や新規事業にチャレンジする人を多角的に支援している。このたび、同社が運営する「Startup Garage」が支援してきた豊橋技術科学大学の学生チーム「Caffet」が、コロナ禍で苦しむカフェ・喫茶店と学生を対象として、コミュニティ機能を持ったコーヒーチケットアプリの提供を開始した。

「Caffet」は、地域限定の取り組みにも関わらずクラウドファンディングで、チケット130枚以上購入され話題を呼んだ、豊橋技術科学大学の学生7人が提供するサービス。加盟店は豊橋市内で16店舗を突破している。特徴として、「ラフ機能」を利用すれば、近くのカフェ・喫茶店で、共通の目的を持った仲間と約束して集まれることができる。ラフに参加してカフェで来店すると、コーヒー1杯と交換することが可能。

モーニング文化発祥の地、愛知県にはたくさんのカフェ・喫茶店があるが、利用者の平均年齢が上がり、若者離れが進んでいる。更にコロナ禍の影響で閉店に追い込まれる店舗が増加。また大学生は、SNSや授業のオンライン化により、リアルな場での交流の機会が激減。様々な悩みや自分の考えを独りで抱え込む学生が増加し、若年層の自殺率も増えていると言われている。

「Caffet」では、本来交流の場として利用されてきたカフェ・喫茶店に、新たに学生を呼び込むことで、地域・コミュニティを蝕む課題を解決することを目指す。詳しくはこちら