2021年06月16日 17:46

ウェルヴィルは、曖昧な表現も理解し応答することが可能な日本語に特化した、AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE(ライフトークエンジン)」の開発について発表した。

「LIFE TALK ENGINE」は、日本語による会話を理解し、人の要求に対応するAI対話エンジン。日常生活や業務のあらゆるシーンに適応するために、専門知識やストーリーをAIの記憶領域へ注入し、人と会話するAIの脳となる部分を担う。現在は飲食店の注文受付・決済アバター「AIアバターレジ」など、目的を実行・処理する「業務会話」を社会実装している。

また「LIFE TALK ENGINE」は従来のチャットボットやスマートスピーカーと異なり、シナリオ通りでない急な話題の変化や、日本語特有の曖昧な表現も理解し、即時に応答することが可能。通常日本語の会話は、質問と応答が1:1のやりとりばかりではない。言葉に曖昧性や穴があり、その穴埋めのための会話を続けることで、初めてひとつの質問が完成することが多くみられる。

これまでの技術では難易度の高かった、前後の文脈を読み取り人と自然に対話することが「LIFE TALK ENGINE」では可能になる。そのため「業務対話」は対面業務の自動化など、コロナ禍における感染症対策としても大きな役割を果たし、様々な事業・サービスのDXを加速させる。同社では今後も、企業や研究機関、個人との事業・サービス共創を通じて人と共感して関係を築き、豊かな暮らしを支えるAIの社会実装を目指す。