2021年06月15日 18:28

ユポ・コーポレーションは、主にシャンプー、洗剤などの水回りの日用品を対象としたPET容器向けインモールドラベル「ユポ・剥がせるインモールドラベル」を開発した。本製品は、循環型容器を採用する際、リサイクル工程でも剥離可能なラベル原紙として、国内で初めて開発・導入するインモールドラベルとなる。

ユポ・コーポレーションでは、2010年より再生可能な日用品PET容器用のラベル開発をスタート。開発の背景には、世界的な気候変動の人為的要因の一つとされる、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出抑制として、循環型社会の実現、環境負荷低減を目指したもの。また昨今では、持続可能な開発目標(SDGs)や海洋プラスチック問題がクローズアップされるなど、社会環境の変化に応じ、消費者の環境意識の高まりも製品化の後押しとなった。

シャンプー、洗剤などの日用品の容器は、難水洗容器として、リサイクル指定以外のプラスチック製ボトルが多く採用されている。これまでのインモールドラベルは、一体成型で剥がれづらい点が製品特性としてあった。6月より導入開始となる新製品「ユポ・剥がせるインモールドラベル」は、使用中は剥がれずに、リサイクル工程では自動剥離可能なPET容器用のインモールドラベル。これまでの製品同様、耐水性があり、長期使用に優れているため、シャンプー、洗剤などの日用品用の容器ラベルとしても最適だ。