2021年06月15日 11:47

五常は、濡れないミストが気化熱を奪い、フォークリフトの運転手の熱中症対策及び働く環境を変える「背後冷」の販売を6月15日に開始する。

フォークリフトの国内生産数は10万台を超えているが、そのうち空調設備(エアコン)がついているものは、わずか1%程度。現在フォークリフト運転者の熱中症対策は、空調服、小型扇風機、運転席冷却シート等が用いられており、フォークリフトの運転を妨げる、長時間効果が続かないといった不満もあった。また継続的に、運転者の体温を下げる効果があるものは少なく、熱中症対策で万全なものは少ない状況だった。

ミスト=若干濡れるが常識だったが、「背後冷」のミストは体に到着する直前で気化する。首元をめがけ噴射された気化するミストは、フォークリフト運転者の体温を下げ、またその周辺の気化熱を奪うことで、快適性を上げるとともに熱中症対策になるのが最大の特徴だ。また、これまでのミストは運転席周りを濡らしてしまう問題があったが、「背後冷」は一切濡れることなく使用可能。一方で体感するミストの量は好み(体が濡れる、濡れない)の微調整も可能となっている。

通常、ミスト発生装置は別に大型のコンプレッサーが必要だったが、「背後冷の基本セット」は本体、水タンク、スイッチBOXだけのコンパクト設計。フォークリフトの運転を妨げない安全性と、取り付けも5分前後で誰でも簡単にできるのが特徴。さらに、小型化=省電力を実現し、エンジン式フォークリフトの12Vバッテリーから電源を確保でき、18Wの電力なのでフォークリフト本体にも全く影響なく利用できる。

背後冷HP