2021年06月15日 10:54

DICは、温度・湿度・照度のセンシングに用いるやわらかい無線センサーに防水機能を付与した防水型「ハッテトッテ」の販売を6月15日より開始する。

「ハッテトッテ」は、これまで屋内向けのIoT環境無線センサーとして、簡単設置・簡単移設、薄く小さく目立たないデザイン、LoRaWANによる長距離無線通信といった特長を持ち、既存製品には無い価値を提供している。一方、屋外においては、工事現場やグラウンドなどで熱中症を予防するための熱中症危険度の測定や、浴室や脱衣所などではヒートショック危険度の測定などの機能がセンサ―に求められている。しかし、従来品では設置や移設が難しいこと、取り付けが簡便なテープでの固定には落下の危険性を伴うこと、筐体に厚みがあり作業の邪魔になること、水の掛かる場所でも使用できる防水機能が必要などの課題があった。

これらの課題を解決するため、同社は温湿度の測定機能により、熱中症危険度1やヒートショック危険度2の算出にも応用できる防水型「ハッテトッテ」を開発。同製品は、IPX6相当の防水機能を有するため、雨天時にも屋外で使用できるほか、浴室や脱衣所など水の掛かる場所でも使用可能だ。加えて、「ハッテトッテ」は照度センサーも備えているため、日中のみ、浴室使用時のみなど使用するシーンに応じて警告を出すという設定も可能。やわらかく軽量であるため、万一落下した場合も危険を低減できる。加えて、貼るだけで簡単に設置でき、多くの場所に設置できるため、広範囲の現場で温湿度の測定が可能だ。

「ハッテトッテ」製品ページ