2021年06月14日 17:28

長野県根羽村は、鹿児島県小平株式会社による企業版ふるさと納税による資金をもとに、根羽村の中学生が考案したSDGsプロジェクト「森のテーマパークづくり」の第一弾を完成させた。

このプロジェクトでは、地域資源を活用した教育に力を入れる根羽村立義務教育学校根羽学園の9年生が、SDGsの考え方を学んだ上で2030年までの構想を自ら立案。総合学習の時間を活用して地域内の森林組合や事業者と連携し、構想実現の第一歩目として村内の山にツリーデッキやジップラインを設置した。

根羽村では森林ESD(持続可能な開発のための教育)に基づき、村内外の子どもにむけての森林資源を生かした教育プログラムで、「生きる力の向上」を目指して活動を行っている。今回の「森のテーマパークづくり」においても、森林組合のプロの監修をもとに自ら考え、手を動かしてアイデアを型にした。それによって、自分の手でものづくりを行う事の難しさや楽しさを肌で体感することができた。活動資金に関しては、視察時に根羽村の森づくりや教育に対しての方針に共感した小平株式会社が、企業版ふるさと納税制度を通じた寄付により、確保した。

根羽は引き続き教育の魅力化・独自化を進め、少人数×山村地域の特性を生かした教育環境の整備を進めていく。なお、「森のテーマパークづくり」の様子は根羽村公式YOUTUBEにて、6月14日より公開中。詳しくはこちら