2021年06月14日 13:57

日本経済新聞社は、アジアや世界の変革を促して自由で豊かな経済社会の実現を後押しするため、表彰事業「日経アジアアワード/NIKKEI ASIA AWARD」を創設、第1回の受賞候補者の推薦を8月2日まで公式ウェブサイトで受け付ける。

「NIKKEI ASIA AWARD」の選考は毎年1回、ビジネス、調査・研究、技術開発、社会・芸術活動などの分野を対象に実施。「アジア発のイノベーション」の担い手を、多様な価値観をふまえた「アジアの視点」で選び、個人または団体を表彰する。

「アジア発のイノベーション」とは、アジアの出身者・居住者が主導しアジアでスタートした活動で、新規性・革新性があり、地域の活性化や生活の向上など自由で豊かな社会づくりにつながるものを対象とする。地域の多様な視点を審査に反映するため、日本を含むアジアの有識者約10人からなる「アドバイザリーボード」を設ける。メンバーの半数は、民主主義や自由主義、市場経済といった価値観を共有するアジア諸国・地域から起用する。審査基準は、「新規性かつ革新性があること」、「地域の活性化や生活の向上など自由で豊かな経済社会づくりにつながること」、「活動や事業に継続性があり、今後の成長や拡大が見込まれること」、「社会的な影響力があり、グローバルな展開が期待できること」。受賞者選考は、審査基準を満たす活動の総合評価となる。

副賞は500万円。候補者推薦は8月2日まで。第1回の受賞者は12月に発表予定。

NIKKEI ASIA AWARD