2021年06月11日 18:36

ロート製薬が運営する香りと感性の研究所「BELAIR LAB(ベレアラボ)」は、eスポーツプロ選手2名を対象に、グリーンの香気構成成分(Restful Green)を使用した際のパフォーマンス、休息や睡眠への影響を科学的に検証した。

ロート製薬はこれまでにグリーンの香気構成成分(Restful Green)の機能性に関する研究を行い、精神的な疲労や不安を軽減する効果を確認している。今回は、近年の働く世代が抱える睡眠不足や睡眠の質の低下の原因とされる、スマートフォンやパソコン、ゲームなどのデジタル操作による「デジタル疲労」に着目し、同課題を持つ層の代表として、プロのeスポーツ選手2名(男性1名・女性1名)を被験者として検証を行った。

この度、ビデオゲーム練習中、練習後の安静時、睡眠時の、グリーンの香気構成成分(Restful Green)の影響を調査。被験者には個人差があり、香りあり、なしの条件間にて同一の明確な有意差は確認できなかったが、被験者1は、3時間のゲーム練習中、総自律神経活動がより活性した状態になり、対戦練習での勝率が4%アップした。被験者2は、20分間のコンボ練習中に限り総自律神経活動が活発化した。※総自律神経活動は自律神経が活発になる指標であり、注意・集中を計る指標の一つとして研究が進められている。

香りありの条件下にて、被験者2は有意差が確認できなかったが、被験者1は、デジタル疲労の回復率が高く、練習後の安静時に香りのない時と比べて約4倍回復した。