2021年06月09日 11:29

Cake.jp(ケーキジェーピー)は、型崩れや期限の短い商品など、まだ食べられるスイーツをアウトレット価格で販売する「Cake.jp OUTLET」を開設する。

同社が運営するケーキ専門通販サイト「Cake.jp」は、全国各地の洋菓子店と提携し、自宅はもちろんレストランや宿泊先、結婚式場、職場等どこへでも好きなケーキを届ける。4000種類以上の商品をラインナップし、デザイン性の高いケーキやオーダーメイドケーキも手軽に注文できる。

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられている食品のこと。日本では、年間約600万トンもの食品ロスが発生している。洋菓子業界は、この食品ロス問題と常に隣り合わせの環境にある。一つの商品を世に出すために何度も試作を重ね、充実した品揃えを追求する一方で、顧客の手元に渡らない商品も数多く生じているのが現状だ。

同社が加盟洋菓子店向けに実施した食品ロスに関するアンケートによると、洋菓子店で課題となっている食品ロスは、「賞味期限が短くなり販売できなくなった商品」が最多の回答となった。また、「B級品・規格外品」や、「期間限定商品」「綺麗に成型させるための製造時の切れ端」などがあがった。さらに最近では、コロナ禍の休業や閉店による販売先の減少で、在庫を多く抱えてしまうケースも増えている。「Cake.jp OUTLET」では、まだ食べられるスイーツをアウトレット価格で販売。取り扱う商品は、サイズの不揃い等によるアウトレット品が主で、品質や味には問題のない商品なので、顧客にお店の味を知ってもらうきっかけとなれば幸いだ。

Cake.jp OUTLET