2021年06月09日 11:07

喜界島サンゴ礁科学研究所は、サンゴ礁科学の最新情報や研究成果などを伝える情報誌「KIKAIREEFS~人とサンゴと地球の未来~」を、6月8日の世界海の日に合わせリニューアル発行した。

「KIKAIREEFS」は、喜界島サンゴ礁科学研究所の研究成果や活動の他、同所に所属する研究者や学生によるコラムを掲載している無料の季刊誌(年4回発行)。大人から子どもまで、サンゴや研究について知識がある人もない人も楽しめる内容になっている。

リニューアル号となる「KIKAIREEFS」14号では、写真家の大杉隼平さんによる撮り下ろし写真を表紙に、冊子デザインはデザイナーの山下由香里さん、編集は本研究所に関わる研究者や学生など多くの人の協力によって作られた。そして、大杉さんと理事長渡邊さんによるサイエンス×アートのスペシャル対談や、礼文島と喜界島で文理の枠を超えたコラボレーション研究の報告、そして研究者による最新の研究成果やレポートなど、「サンゴの島で出会う」を軸に様々なテーマのコーナーを展開している。

リニューアルにあたり、同所所長山崎敦子さんは、「私たちは、希少な自然環境と豊かなサンゴ礁生態系に囲まれた奄美群島・喜界島で、人と地球が共生する方法を最先端のフィールドサイエンスと、それを活用した次世代の教育により探求し、日本及び世界に向けて発信をしています。私たちの理念である『100年後に残す』を目指し、研究所に集う人たちの活動を100年後にも残せるように、KIKAIREEFSにはそんな想いが込められた私たちからの未来への手紙です」とコメントした。

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