2021年06月08日 18:13

モリタは、6月16日~17日に、マリンメッセ福岡にて開催される「災害リスク対策推進展 九州」に水害対策・被災地支援に関わる製品を出展する。

頻発する大雨・台風、それに伴い発生する河川の氾濫等による水害対策と、現場活動や避難所等での被災者生活支援対策の提案として、小型排水ポンプユニット、可搬式電源装置、自立式LED投光器等の展示の他、トイレカー、発電システム等のパネル展示や、救助用エアボート FAN-BEE、電動資機材搬送車 EZ-Raider等の映像放映も行う。小型排水ポンプユニットの実物展示は今回が初めてとなる。

モリタの水中ポンプは1台で最大約1万1000L/minの排水が可能。従来製品では1万L/min以上放水するためには2台以上の水中ポンプが必要となるが、ポンプの運用台数が減ることで、ポンプ設置時間・ホース延長時間の短縮、作業員の省人化に寄与する。

大規模火災時は河川等から吸水し、遠距離送水が可能なために、大容量簡易消火栓として使用でき、水利確保の省力化にも貢献する。また、消防車では吸水できない高落差の水源からも送水が可能で、従来の火災時の戦術を一新させる。エンジンや水中ポンプなどの必要な装置は、ユニット内に収納されるためコンパクトで、平時は車載せずに防災倉庫などでの保管が可能だ。排水ポンプ車両として検討する場合、車両総重量3.5t未満の小型トラックも選択できるため、普通免許で大容量の排水ポンプ車の運用が可能となる。

「災害リスク対策推進展 九州」は6月16日~17日開催。

小型排水ポンプユニット詳細