2021年06月08日 17:14

がん患者と、その家族同士をツナグ専用SNS「キミトツナグテ」がサービスを開始する。本アプリでは、がん患者、その家族同士の日々の出来事、副作用や今後の悩みを投稿できる。また、分かりやすいがん関連情報を提供し、日記を書くこともできるアプリとなっている。

これまでも、がん情報を伝えるサービス、がん患者同士がコメントできるサービスはあったが、情報機能、メッセージ機能、医療情報の提供、日記機能を備えたサービスはなかった。「キミトツナグテ」社では、がんの悩みは、がん患者同士しか分からない、またその家族の悩みも、家族同士にしか分からないと考え、がんで悩む人たち同士を繋ぐ、専用のSNSを開発。6カ月プランでは500円/月(税込)で利用可能。なお9月8日までは特別価格にてサービスを提供する。

当初は無料で、広告収入や企業からの寄付で運営する方法も考えたが、無料であれば関係のない人が興味本位で登録し、サイトの質が下がる可能性がある。また有料にすることで、緊張感を持って質の高い情報を提供できると考えた。現在、キミトツナグテで配信しているコラムの大部分は、有料で執筆してもらっている。利用者がより分かりやすいと感じられるよう、妥協せずに、コラムの書き直しの依頼もするという。

がんと告知され、これからがんと向き合っていくときに必要なのが、情報とつながり。同社では、「キミトツナグテ」が、こらからがんと向き合う人、現在がんと向き合っている人にとって、少しでも心の支えになればと考えている。