2021年06月07日 17:12

中庄はこのほど、アート企画のアトリエヤマダとコラボレーションし、紙の魅力を再発見するアートプロジェクト「紙の遊園地プロジェクト」をスタート。第一弾として、紙と地域端材でワクワクをカタチにする図工室「chokipetasu(チョキペタス)」を開催した。

中庄は紙屋として、天明3年から日本橋の地で商いを続けてきた。238年間、紙屋として商いを続けてきたなかで、同社はモノづくりができないからこそ、多くの人の余白となり、できることがあると考えた。全国各地で絵の具や身近な素材を使用し、「ワクワク」をカタチにしてきたアトリエヤマダと出会ったことで、「紙の遊園地=日本橋の地に新しい創造拠点となる発信地をつくる」というコンセプトが誕生。

「chokipetasu」では、地域の子ども達と、様々なモノづくりを行なっている企業から出る端材や紙素材を使って、図工・創作を楽しむ空間を作っていく。毎回違った端材がある事で、創造意欲が掻き立てられ、紙の新たな可能性を模索していく事へもつながる。調べればすぐに答えが見つかる現代だからこそ、紙を切ったり(チョキ)、貼ったり(ペタ)、そこから始まる無限の可能性(足す)を引き出す場所を目指す。

今後は紙をテーマにしたイベント、中庄クリエイターズによるワークショップの開催、和紙の手触りが楽しめるボードゲームの開発を実施。紙の魅力の発信と新たな可能性を追求し、クリエイターやアーティストとのコラボレーションの機会となる場を作っていく。