2021年06月04日 18:40

ロート製薬が三重大学との共同研究成果に基づいて薬草湯のレシピを開発、提供する温浴施設「本草湯」が6月5日に三重県多気町の「VISON」内にオープン。温浴施設に使用する薬草を栽培する薬草園、薬草を研究する研究所も併設する。
2014年よりアクアイグニス、イオンタウン、ファーストブラザーズ、ロート製薬の4社で「三重故郷創生プロジェクト」を立ち上げ、産学官連携の事業として地方創生を目的にスタートした。そこで誕生した「VISON」は多様性と専門性を兼ね備えた日本最大級の商業リゾート施設として4月29日に1期がオープン、温浴施設を含む2期がこの度オープンする。
「本草湯」と「本草研究所」は、自然の力や植物の力を体に取り込んで、体を整えるという本草の考えを現代の視点と技術で研究しなおし、季節の薬草の様々な活用を提案していく施設。施設内には研究所を併設し、現代人の暮らしに合わせた新しい健康学の確立を目指している。三重大学との共同研究成果活用の第一弾として、施設や周辺の薬草を用いて季節に合わせた様々な薬草湯を提供する。
中国で発祥した半月毎の季節の変化を示す「二十四節気」を、さらに5日ごとに分けたものを「七十二候」と呼び、それを三重県多気町の地域に合わせてつくられたものが「本草七十二候」となる。「本草湯」では「本草七十二候」に基づいた72種類の薬草湯を5日ごとに楽しむことができる。
「本草湯」は無休。価格は大人800円、小人(3歳以上小学生以下)400円。