オンラインツアー検索サイト「ONTABI（オンタビ）」は、サービス開始から約1カ月半が経過した5月27日、オンラインツアーの取扱い件数が25サイト・1200件を突破した。

海外ツアーを主力事業として企画・販売していた旅行会社が競って参入したこと、参入には旅行業登録が必要ないこと、および東京都などがオンラインツアー造成に助成金を出していることなどを背景に、昨年4月以降オンラインツアーの件数が急増している。一方でトラベルズー・ジャパンが2月に登録会員向けに実施したアンケート調査によると、消費者にオンラインツアー自体の認知がされていない、認知されていてもどこでその情報を得られるのかが分からない、というミスマッチが発生していることが明らかになった。

そこで、従来のリアル旅行のようにオンラインツアーを一括検索できるサービスが必要と考え、4月9日、国内最大級のオンラインツアー検索サイト「ONTABI（オンタビ）」をローンチ。世界3000万人、国内100万人の会員を抱える旅行専門メディア「トラベルズー」が開発・運営しており、旅のエキスパート集団だからこそできる、旅行者目線のサイト作りに徹している。

4月9日時点のオンラインツアー取扱い件数は15サイト・1000件だったが、旅行事業者・消費者双方のオンラインツアーに対するニーズ拡大を受け、約1カ月半の期間で25サイト（+66%）、1200件（+20%）まで増加した。同社では、オンラインツアー掲載件数を、2021年末までに50サイト・2000件まで拡大することを目指す。