2021年05月25日 14:28

freeeは、1月に提供開始した国内の民間企業では初のスマホで電子申告ができる「電子申告・申請アプリ」で新たに開業届の申請にも対応した。

開業届とは、個人事業を開業したことを税務署に報告するための書類。青色申告で確定申告をする場合は開業届を提出しなければならない。その他、銀行口座開設時、クレジットカードの契約時、オフィスの賃貸借契約時、融資の審査時などに開業届の控えの提示を求められることがある。青色申告をする場合は、青色申告をしようとする年の3月15日まで(1月16日以降に新たに事業を開始した場合は事業開始から2カ月以内)に、開業届と青色申告承認申請書を所轄の税務署に提出しなければならない。

2020年分の確定申告からは、電子申告で青色申告の手続きを行えば65万円の特別控除が受けられる。紙で申告する場合と比較して、10万円の追加控除を受けることが可能だ。その他、コロナウイルス感染対策により自宅から電子申告の需要が拡大し、2月~4月の確定申告をfreeeのサービスを使って電子申告した人は前年同期比3.6倍となった。確定申告のみでなく、開業届の申請も電子申告による「印刷・押印・郵送不要」が加速することが考えられる。

電子申請の場合、紙に記入する必要がなくなるだけでなく、免許証コピーの手配や封筒・切手の用意も不要。外付けのカードリーダーが無くても、マイナンバーカードを読み取れるスマートフォンと「電子申告・申請アプリ」があれば、開業freeeで作成した書類を簡単に電子申請することができる。

電子申告・申請アプリ(iOS / Android