2021年05月24日 11:20

パナソニックサイクルテックは、国内で初めて押し歩き機能搭載の電動アシスト自転車「ビビ・L・押し歩き」を7月6日より発売する。
電動アシスト自転車の市場は年々拡大し、普段の買い物やお子さまの送り迎えなど、様々な用途で使用されている。また近年は、高齢者の運転免許自主返納後の移動手段としても選ばれている。一般的に電動アシスト自転車はモーターのアシストにより快適に移動ができる反面、その質量により、自転車の押し歩き時に負荷がかかるという課題がある。その中で2019年12月1日に改正道路交通法が施行され、原動機の駆動により押し歩きを補助する自転車についても、歩行補助車等となり、歩行者としてみなされることとなった。改正道路交通法では押し歩き時の駆動速度が6km/h以下であること、乗車装置(サドル)が使えず乗れないこと、自転車から離れると駆動が止まること、という3つの条件が定められている。
この条件を同社では4つのセンサー(サドル傾斜センサー、モーター内蔵センサー、トルクセンサー、スピードセンサー)による制御で解決。電動アシスト自転車の押し歩きを補助する機能を、買い物に便利なショッピングシリーズ「ビビ」の中で、高齢者の使用率が高い軽量モデル「ビビ・L」に搭載した。この機能により歩道橋や駐輪場のスロープ、坂道などで押し歩き時の補助が可能となった。押して歩く際にかかる負荷を軽減することで、電動アシスト自転車の利便性向上を図る。
メーカー希望小売価格は12万9000円(税込)。発売日は7月6日。