2021年05月24日 11:19

ソマノベースは、人と自然が共に生きる日本を目指し、家庭や職場で山に植える苗木を育てられる「MODRINAE」のクラウドファンディングを5月15日に開始した。

パナソニック、ロフトワーク、カフェ・カンパニーが運営する100年先を豊かにするための未来をつくる実験区「100BANCH」で活動するソマノベースは、土砂災害リスクの低い山林を増やすことを目指し事業を行っている団体だ。林業界内外のメンバーがデザインやテクノロジーを活用して、森林保全や環境改善に向けたプロジェクトを進めている。プロジェクトは山林所有者と林業事業体のマッチング事業、木材商品の企画・販売など多岐に渡り、山主、林業事業者と共に災害リスクの低い山づくりを推進するべく、多方面からアプローチをしている。

「MODRINAE」は、自ら山づくりに参加できる新しいカタチの観葉植物。育ててもらうのは、国産広葉樹の苗。約730日、家庭や職場で育ててもらった後、ソマノベースが引き取り、植林する。そのお返しに、同じ森で育った木材の商品を参加者に提供する。国産木材の需要低下や苗木の生産量の減少により、木を刈って植える循環が難しくなったことで、管理されない山が増えてしまった。その結果、土砂崩れのリスクも高まっている。「MODRINAE」が可能にするのは、どこでも誰でもできる苗の生産。苗が安定的に生産されることで、植林が可能になる。人々が直接豊かな山づくりに貢献できる、そんな「新しい森林保全のカタチ」を提供する。

期間は5月15日~6月27日。

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