2021年05月20日 13:17

ヤンマーアグリは、密苗やICT技術を活用し、稲作の省力化・低コスト化・高精度化を実現する田植機「YR-DAシリーズ」2機種を7月1日に発売する。

近年、農地の集約による経営の大規模化や、就農者減少・高齢化による人手不足といった課題を抱える農業分野において、ICT等の技術を活用した作業効率化が求められている。そこで同社は、稲作の省力化と低コスト化を実現する密苗やICT技術を搭載しユーザーの安定した移植作業を実現する「YR6DA/8DA」を発売する。

通常、乾籾100~150g(催芽籾125~187g)で播種するところを、「YR6DA/8DA」は乾籾250~300g(催芽籾312~375g)で播種することで大幅な省力化・低コスト化・労力軽減などを実現する密苗技術により、育苗箱や培土などの資材費を削減でき、播種や苗運びにかかる時間の短縮や人件費の削減、重労働による身体的負担の軽減に貢献する。また、新たに搭載した苗量アシスト機能により、作業前に10aあたりに使用する苗枚数を事前に設定することで、移植時の縦取量を自動制御し、設定通りの苗枚数で移植作業を行える。さらに、D-GNSS方式の直進専用の自動操舵システムを採用しており、3つのボタンを操作するだけで自動直進が可能。事前に基準線のA点・B点を登録することで、基準線に平行に、まっすぐ正確な植付けを行う。

メーカー希望小売価格は、278万3000円~555万5000円(税込)。発売日は7月1日より順次。

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