2021年05月18日 11:50

ミドリ安全は、荷崩れ防止カバー「ラップレス」を、5月21日より販売開始する。
物流や倉庫の現場では、荷崩れ防止のためにストレッチフィルムという梱包フィルムで固定するケースが一般的。搬送物に巻きつけて固定するストレッチフィルムは安価な反面、一度使うと再利用できず大量のゴミが発生することが問題視されてきた。
今回開発した「ラップレス」は、こうした廃プラスチック問題を解決するために独自開発した商品だ。同社の「無縫製手袋製造技術」を応用することで、縫い目を作らず高い伸縮性と耐久性を持ち合わせた荷崩れ防止カバーの開発に成功した。国内のトラック輸送を想定してJIS Z 0200 跳ね上がり振動試験にてレベル3の固定力を実現し、フィルムのカット時の切創事故も軽減することができる。汚れたら洗濯機などで洗って繰り返し使えるため、環境にも優しいカバーだ。
一般的な搬送に使われる標準パレットサイズ(1100×1100mm)と、ロールボックスパレットサイズ(1100×800mm等)に適用でき、物流業や倉庫業、製造業などの配送で活用できる他、防災備蓄品などの荷崩れ防止として自治体や学校、病院などでも活用できる。装着は上から被せる場合は2名での作業を想定しており、パレット等に予めセットしておけば1名でも装着することが可能。装着作業時間もストレッチフィルムに比べ約半分(同社比較)に軽減される。
標準価格は6919円(税込)。発売日は5月21日。