2021年05月14日 18:48

京都府・染織工芸課が主催のプロジェクト「京都職人工房」は、今年で10年目を迎え、今年度のメンバーを新たに募集する。

京都職人工房は、伝統産業をはじめとする地域産業の担い手が次のステップを踏み出すためのプラットフォーム。専門家による商品開発やブランド創出の支援をはじめ、地域や業種を超えた作り手との交流やマッチングを促進し、「集い」「作り」「伝える」力を磨く場づくりを行なっている。

京都職人工房は、京都府が伝統産業の活性化を目指し、その未来を担う若手職人の育成を目的にスタート。伝統工芸をはじめとする地域産業に従事する職人、作家、経営者、デザイナーなどあらゆる立場の人々が参加することが出来る。作り手とのネットワークを広げ、共に学び、作り、伝え、売るためのサポートメニューがある。さらに、商品開発やブランド創出を目指す方向けに、段階的にステップアップできるプログラムも用意している。

京都職人工房のメンバーになることで、さまざまなプログラムを受けることができる。2021年度では、メンバー同士や業種や産地を越えての交流、また新たに開講する講座など、メンバーの更なる活動をサポートするプログラムを用意している。

今年度新たにスタートする「クリエイティブ・ブランディング」は商品をより魅力的に伝えるためのブランディングを実践的に学び、世界観を構築する方法を学ぶためのブランディングに特化したゼミコース。今年度は福嶋 賢二さん(ソルトコ 代表取締役)を講師に迎える。6月より全8回での開催。