2021年05月14日 16:17

産直ECサイト「新潟直送計画」を運営するクーネルワークは、山形産品のみを取り扱う産直ECサイト「山形直送計画」の運営を開始した。専門スタッフによる取材情報を元に、各生産者・メーカーから直送で、食品・工芸品などの山形産品を販売する。

直送計画は、地域のつくり手と全国の消費者を繋ぐ産直ECプラットフォームとして、2011年に新潟でスタートした。「ページ作成・商品撮影・顧客対応・代金回収・集荷配送管理業務」など、通販運営に関わる面倒な事務作業を同社が代行。それにより、マンパワーの限られた小規模生産者・メーカーでも、最低限の手間とコストでインターネット通販に取り組むことができる。

前例となる「新潟直送計画」は、2011年12月のサイト開設以降、順調に流通規模を拡大。特に2020年は、「コロナ禍」で地産品の取り寄せや、ギフトなどの通販需要が高まったことで、過去の実績を大きく更新。年間流通額は「前年比95%増」の、4億5000万円となった。新潟県内でもインターネット通販への取り組みが進んだことで、参加店舗数も大幅に伸び、現在のサイト掲載数は618店舗1265商品となっている。

このたびの「山形直送計画」の開設にあたり、2名のスタッフを採用し、現地にオフィスを開設した。現時点で、約30店舗の生産者・メーカーと契約済。今後、取材・ページ作成を進め、順次サイトに公開していく予定。オープンから3年以内に200店舗との出店契約・及びページ公開を行い、年間流通額1億円以上の規模を目指す。