2021年05月13日 15:30

Nijiリクルーティングは、LGBTの理解を深めるために全社員に基礎知識の学べる動画コンテンツを希望する企業ニーズに応えるために「LGBT eラーニング(性自認及び性的指向に関する研修)」教材を新規にリリースした。
企業のLGBT取り組みが近年、進みつつある。LGBT取り組みとしては、一般的にハード面である「制度・設備」とソフト面である「風土」の両輪で進めていくことが大切と考えられている。「風土」の醸成は、全社員を巻き込んで進めていくものなので時間がかかるが、多くの人にとって働きやすい環境の創造につながるため、「制度・設備面」にとどまらず「風土」に関する取り組みがより重要になる。コロナにより対面での研修などが自粛されている中、オンラインを使い全社員が学ぶことができるツールとして、eラーニング教材の提供を開始することとした。
今回のeラーニングにおいては、LGBTの知識を学ぶというところにとどまらず、多様な違いの一つとしてとらえることを大切にしている。またLGBTに関するハラスメントでは他のハラスメントと比較すると、知識不足から生じる、いわゆる悪気がないハラスメントやマイクロアグレッションが多いという特徴がある。発言をした本人が、自分自身のアンコンシャスバイアスに気づいていないことが大きな課題だ。eラーニングでは、LGBTの基礎的知識の習得から始まり、知識を受講者一人ひとりの意識につなげていけるように内容を構成。「風土」の醸成を促し、結果として従業員の「LGBTの理解促進・ハラスメント防止」にむけて行動が変わることを目的としている。