2021年05月13日 15:26

ピースノート・ヴィガラクス・FOREMOSTは、患者の一時待機施設「モバイルクリニック ウェイティングシェルター」の販売を開始した。

「モバイルクリニック」は建築用コンテナを活用し、医療用陰圧設備を内蔵した移動型診療所。現在39施設49棟が導入され、コロナ対策設備等として各医療機関で活躍中だ。

日々増える新型コロナウイルス重症患者により病床がひっ迫する今日、救急搬送される患者の入院先が決まらず、救急車が立ち往生するという事象が増えている。「モバイルクリニック ウェイティング シェルター」はそういった患者を一時的に預かり、救命処置を施す場所として最適。感染対策として「陰圧空気装置」「オゾンエア発生器」が搭載されており、処置を行う医療従事者を守る。また、空間を仕切ることで1棟に複数名同時に収容することが可能だ。このような待機施設は、長時間車内での患者の拘束を防ぐと同時に、救急車の稼働に支障をきたさないための対策にも繋がる。また、6月より自治体の協力のもと、プロトタイプを無償で貸し出し、運用を開始する。ひっ迫する医療業界の手助けとなるべく、今後の広まりに期待を寄せている。

金額は625万円(標準仕様、幹線・輸送設置費別)。狭いスペースでも設置可能な10FTサイズ(通常の半分)も用意している。納期は約1.5カ月。

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