2021年04月28日 18:56

ビッグデータマーケティングのTrue Dataは、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2021年3月の消費動向を発表した。

それによると、ドラッグストア1店舗あたりの購買金額は、前年同月と比べ5.4%減少となった。購買金額の前年比が減少するのは4カ月連続となる。1レシートあたりの購買金額は前月の8.6%増から更に伸び14.6%増で、まとめ買いの傾向が継続していることがうかがえる。「マスク」の売り上げは前年の約2倍、95.9%増。前年3月は「マスク」の品薄が話題になっていたが、当年は店頭に行き渡っており需要に対応できていることがデータに現れている。

さらにマスク時代のメイク習慣を反映してか、「マスカラ」「アイライナー」「アイブロウ」などアイメイク商材の売り上げが前年を上回った。特に「マスカラ」は15.0%増となり、伸び率ランキング4位に入っている。マスク生活が続くなか、今後もアイメイクを楽しむ人が増えていくかもしれないと予想されている。

また、食品スーパーマーケットの売り上げは前年同月比7.7%減少だった。前年3月は全国一斉休校の影響により、食品スーパーマーケットは大きく売り上げを伸ばしていたため、当年3月の前年比は減少となった。前月に続き「スピリッツ」の売り上げが前年同月比7.7%増、「ビール」が7.4%増と、アルコール類が売り上げを伸ばしており、家飲み需要は継続しているようだ。