2021年04月27日 15:31

Langsmithは、2020年4月より英語論文執筆支援システム「Langsmith Editor」の体験版の提供を開始していたが、今回、正式版を世界向けにリリースした。
同社は、マシンラーニング・ソリューションズの子会社で、東北大学大学院情報科学研究科 乾研究室 博士課程の伊藤拓海さんと栗林樹生さんが創業した。
論文執筆は研究者にとって最も重要な活動の1つ。研究者は自分の技術やアイデア、発見をわかりやすく、正確に伝えるために何度も推敲をして英語で論文を執筆する。しかしながら、適切な言い回しや構成に従って英語論文を書き上げることは簡単ではない。「Langsmith Editor」は文法誤り訂正、スペルチェックに加え、利用者が入力した簡単な文章から論文に適した表現を提案する。
「Langsmith Editor」有料サービスでは、自然言語処理・機械学習・画像処理・生物学・化学・医学分野のエンジンが利用可能。体験版の機能に加えて、用例検索やGoogle Drive連携など執筆に便利な機能を搭載したall-in-oneの論文執筆エディタとなっている。さらに、入力された文章内容をサーバーに一切残さない高い機密性とセキュリティも特徴だ。
英語論文執筆支援エンジンの対応分野は、今後さらに追加していく予定。また、リリース記念として、6月30日まで利用できる800円割引のプロモーションコードを公式Twitterにて配布する。