2021年04月23日 18:36

東急ホテルズでは、プラスチック廃棄物の削減を目的とし、4月23日より順次、運営する川崎キングスカイフロント東急REIホテル、横浜東急REIホテルで3つの施策を実施する。

東急ホテルズでは2019年、「地球にやさしいホテル・まちにやさしいホテル・ひとにやさしいホテル」という「サステナブル方針」を掲げ、ホテル事業を通じて「持続可能な社会」の実現を目指している。3月9日に閣議決定された「プラスチック資源循環促進法案」が2022年度の施行を目指す中、東急ホテルズでは、環境関心度が高いと言われるミレニアル世代をターゲットとした2ホテルからプラスチック使用量、プラスチック廃棄物削減の活動を開始し、2022年度中に同じ東急REIホテル全店舗へ展開を拡げていく予定だ。

両ホテルの各フロアにウォーターサーバーを設置し、客室で無償提供しているミネラルウォーターを廃止。これにより年間約4万本のペットボトルのごみを削減可能となる。ウォーターサーバーから客室へ水を運ぶためのカップとして、アサヒビールとパナソニックが共同開発した「森のタンブラー」を使用。このカップは木材由来の原料「セルロースファイバー」を55%活用したエコカップとなる。

客室内アメニティを植物由来のエコ素材に変更。限りある資源を大切に使い、環境に与える負担を小さくするため、米の籾殻など安全な植物由来の資源を使用したアメニティ(歯ブラシ・レザー(各籾殻35%)、ヘアブラシ(籾殻12.5%)、シャワーキャップ(コーンスターチ20%)、ボディータオル(コットン100%)」を導入する。