2021年04月23日 12:21

テクノスジャパンは、高齢者の服薬と生活の見守りをシンプルに実現する「くすりコール・ライト」を今秋より発売する。

厚労省の調査によると飲み忘れなどによる残薬は年間約500億円にものぼり社会問題となっており、飲み忘れによる健康状態の悪化も懸念される。同社は以前より高齢者の服薬支援に取り組んでおり、2014年に「くすりコール」を発売している。「くすりコール」は軽度認知症の人が対象だが、認知症には様々な症状があり適合しないケースがあったこと、卓上型で設置場所が必要であったこと、設定が複雑であったことが課題だった。「くすりコール・ライト」はその点を踏まえて、健康な高齢者を対象とし、場所を取らず、設定が簡単でシンプルに使える服薬支援ツールとして開発した。

「くすりコール・ライト」は、カレンダータイプのシンプルな服薬支援ツール。カレンダー部分のくすりポケットには1週間分の薬が収納でき、服薬時間になるとランプの点滅とメロディーで知らせる。停止ボタンを押すとお知らせ(ランプとメロディー)が停まる仕組みだ。さらに有償オプションの「服薬みまもりサービス」に加入すると飲み忘れなどをメールで通知し、専用アプリで服薬状況を確認することができる。

予定販売価格は3万5200円。「服薬みまもりサービス」予定提供価格は月額330円(すべて税込)。販売店は、全国の主要介護用品店または介護用品レンタル事業者。

テクノスジャパン