2021年04月22日 17:13

ブッキング・ドットコム・ジャパンは、4月22日の「アースデイ2021」に合わせ、新型コロナウイルス感染症によるサステイナブルな旅行への需要の高まりに関する調査結果を発表した。調査では、新型コロナウイルス感染症による行動変容により、多くの人々の旅行に対する考え方に変化がみられ、今後の旅行の在り方に新たな価値観が生まれていることが分かった。

例えば、世界の旅行者の6割以上(63%)、日本の旅行者の約7割(67%)が「混雑した観光スポットは避けるつもりである」と回答。「ピークシーズン中の旅行を避ける」と答えた世界の旅行者は51%(日本55%)。そして、「混雑緩和のためにいわゆる主流な観光地ではない場所に足を運ぶ」と答えた世界の旅行者は48%(日本38%)にのぼるなど、旅行先の選択に変化がみられる。

また、世界の旅行者の68%、日本の旅行者の54% は、「旅行に使ったお金が現地コミュニティに還元されることを望んでいる」と回答。旅行がより長期的に再生の効果をもたらし、実際にコミュニティの復興に役立つものにしたいと考える人が多いことが分かった。

さらに環境に配慮するという精神は旅行先での行動にも影響を及ぼしており、世界中の旅行者の81%が「エコフレンドリーな宿泊施設に少なくとも1回は滞在したい」という意志を示している。一方、日本の旅行者は36%と、世界と比較すると意識の低さも浮き彫りになった。