2021年04月09日 15:49

Holoeyesは、東京都が実施する「King Salmon Project(先端事業普及モデル創出事業)」を通じて、都政現場を活用した、東京の成長と社会課題の解決を目指す実証実験を実施。その結果を踏まえ、スタートアップ企業からの公共調達を促進するため、地方自治法施行令第167条の2に基づく認定を、「Holoeyes MD」及び「Holoeyes VS」が受けた。

「Holoeyes MD」とは、CT・MRIなどから汎用画像診断装置ワークステーションにて書き出した人体の3Dデータを、XRとして3D空間で体験、共有できるサービス。実証実験では肝胆膵手術の症例に対する解剖学的理解度や腹腔鏡肝切除手術における有用性の検証を、医師に対するアンケートやインタビューを通じて実施した。

その結果、従来手法と比較して、本実証実験にて実施した3D空間による3次元画像により、理解度の向上を確認。一方で、 サービス導入に係る通信環境や現場職員におけるオペレーションの定着度の違い等の運用上の課題も確認され、今後、病院等における導入に向けて必要な対応事項も整理された。

本認定を受けたことにより、東京都では随意契約により「Holoeyes MD」及び「Holoeyes VS」を購入することが可能となる。今後、今回の認定を元に都立病院へ導入、活用を図っていく。