2021年04月08日 18:18

TSTエンタテイメントとソニー・ミュージックソリューションズが取り組む、新宿ミラノ座の跡地工事現場の仮囲いを活用した全長280mにもおよぶ「新宿アートウォールプロジェクト」。4月5日より、写真家・森山大道さんの写真作品群を展示している。なお、当該の仮囲いには、すでに同プロジェクトの一環として開発好明さんによるアートウォールを展示しており、今回の森山さんの作品展示により、本プロジェクトのアートウォール全面が完成した。また、両氏の作品をオンライン上で鑑賞できる特設Webサイトを公開している。
展示のテーマは「再生/新生」。新宿歌舞伎町の一角を占め、西武新宿駅の至近に位置するこの場所は、半世紀以上にわたり新宿ミラノ座として親しまれ、新宿の文化の変遷を歩んできた。施設は2014年に惜しまれながら閉館し、数年の準備期間を経て、2022年度に新たに生まれ変わりる。その建設中の期間においても、新宿の街の魅力と文化を絶やさず、新しい時代の創生への祈りをこめて、本プロジェクトを実施した。
森山大道さんの作品群は、写真集「新宿」「ニュー新宿」等から街の姿を切り取った未発表の作品を含む合計29点。それらを南側、西側の壁面に配置し、都会の空気を感じながら鑑賞できる屋外ギャラリーとなっている。Webサイトでは、展示されている写真を全て、1枚ずつ鑑賞できる。
「新宿アートウォールプロジェクト」は、4月5日~2022年初夏開催(予定)。「シン・エヴァンゲリオン劇場伝言板 AR出現計画」は、2022年3月(予定)まで。