2021年04月05日 12:57

日鉄興和不動産は、2020年3月に資本業務提携を締結した600が運営する「無人コンビニ600(ろっぴゃく)」をアップデートし、マンション専用無人ストア「Store600」の開発を行い、設置展開を開始した。
オフィスやマンションを中心に導入されている「無人コンビニ600」は、3000種類以上の商品ラインナップから、設置場所のニーズに合わせた商品の提供が可能。利用者は専用端末にクレジットカードを通し好きな商品を取り出すだけで自動的にクレジット決済され、キャッシュレスで商品を購入することができる。一方で、新型コロナウイルスの影響などにより、マンション居住者のライフスタイルやニーズが多様化している社会的背景、また従来の「無人コンビニ600」はマンションに設置する上での意匠性・商品ラインナップなどの課題があった。そこで、マンション専用の無人ストア「Store600」を、600と共同開発することに至った。
新サービス「Store600」のコアとなる新筐体は、マンションという環境に合わせた、インテリアに自然に溶け込むスタイリッシュなデザインを意識し、分譲マンションに相応しい高級感を追求。商品を購入する際には、専用のアプリケーションを使用して解錠・決済を行い、簡単に希望の商品を購入することが可能だ。
「Store600」の設置展開については、今春より順次進めていく。今後は、日鉄興和不動産の開発するマンション以外にも、600が他社の開発するマンションや既築のマンションへの設置展開を進める。