2021年04月01日 14:43

九州・福岡を中心に活動する学生エンジニア集団「FUKUOKA NIWAKA」。「日本の技術力で世界を驚かせたい」という熱い想いを持って集まった同グループは、世界一に向けて日々活動を行っている。

FUKUOKA NIWAKAは、福岡・博多を拠点に活動するものづくり集団であり、日本で唯一RoboMaster世界大会への参加経験を持つチーム。2017年高専ロボコン日本一に輝いた北九州高専や学生ロボコン全国大会常連校の九州大学をはじめ、九州中の高専・大学から幅広い年齢層の学生と、活動をサポートする教員や社会人が集まった。

しかし、2019年はまさかの国際予選敗退。加えて、2020年には、新型コロナウイルス感染拡大による「RoboMaster2020大会」中止。世界大会出場のためのクラウドファンディングを行っている最中の発表だったが、渡航費に充てる予定だった予算をロボットの製作費や作業環境の拡充に充て、開発を続けることを決定。多拠点や自宅に持ち込んでの開発、オンラインでのMTGなど、各ロボットを担当する設計者・エンジニアが状況に対応して開発を進めた。その結果、国際枠で最高賞である「First Prize」を獲得。さらに、国際枠22チームの中で第1位のスコアを獲得した。

現在も2021年オンライン大会に向けたロボット開発が日々行われている。情勢が落ち着きを見せ、現地での国際大会で優勝を勝ち取るその日まで、FUKUOKA NIWAKAの挑戦は続く。