2021年03月31日 12:48

不動産の管理・仲介を行う日本エイジェントは、タブレット型の接客サポートシステム「スタッフレスPRO」を開発し、2020年12月に店舗での運用をスタート。「部屋さがし」の最盛期に来店者が増える店舗で活用することで、少人数での店舗運営が可能となり、コロナ禍において、「店内の密回避」と「店舗運営の効率化」を実現した。

タブレットを使った「遠隔接客」では、来店者に「アンケート機能」を使って「部屋の希望条件」などを入力してもらう。次に「WEB接客」ボタンを押すと、タブレットの画面上にスタッフが現れて、接客がスタート。入力内容は、社内のデータベースと連動しているため、スタッフは管理画面上に表示される、希望に合わせて自動抽出された部屋の情報を確認しながら接客をすることができる。

また、資料を顧客にメールで送れるほか、アンケート入力時にLINEに登録してもらうことで、接客しながら部屋の資料を顧客のLINEに送り、資料を持ち帰ってもらうことも可能。直接対面しての接客と比較して接客時間が2分の1に短縮されるなど、コロナ対策としてだけでなく、店舗運営の業務効率化にも繋がっている。

「遠隔接客」を利用した人からは、「対面でスタッフから説明を受けるのと変わらない」「長時間待たないといけないかと思ったが、すぐにスタッフに相談できてよかった」などの声が寄せられた。