2021年03月30日 17:07

「ポニーの里ファーム」は、3月31日に、奈良県で1300年以上続く和漢伝統薬「陀羅尼助」をモチーフにした、「湧き水のキハダコーラ」を発売する。1300年以上続く伝統薬「陀羅尼助」をモチーフにした、奈良県ご当地クラフトコーラが誕生した。
ポニーの里ファームでは、2016年から陀羅尼助の主原料オウバクが採取できるキハダ(ミカン科の落葉広葉樹)に関連する取り組みを開始した。しかし、主にオウバクとして利用するのは、キハダの樹皮のみで、他の部位はすべて廃棄されていた。そこに注目し、捨てられている芯材を木工製品に、葉をお茶に利用し、「Re;KIHADA」というブランドを発足した。
なお、2018年からは天川村フォレストパワー協議会の農林水産業みらい基金「木の恵みと生きる陀羅尼助の郷、天川村の豊かな未来」事業に参画し、キハダの苗木生産に着手。2021年現在で約2万本の苗木を生産中。2021年秋には1万本の植樹を予定している。
このたび開発された本商品は、キハダの未利用部位である果実を使い、ローカルに特化したものづくりとして開発されたクラフトコーラ。陀羅尼助の原料であるオウバクをキハダの実に置き換え、食品でも使えるガジュツ(紫ウコン)をブレンド。レモンとかぼすの柑橘も合わせ、それらを陀羅尼助の郷である天川村の名水「ごろごろ水」で炊き上げている。香り高く刺激的なエネルギッシュな味わいのコーラシロップが完成した。