2021年03月29日 17:19

西鶴は、4月1日、バラ園のような霊園としても知られるハピネスパーク交野霊園において、日本初の路面電車を再利用してつくった電車法要施設の完成披露会を実施する。

ハピネスパーク交野霊園(別称:天国のような霊園)に京都市電(通称:N電)を再利用してつくった法要施設が完成した。この京都市電は、明治45年の製造~昭和36年まで京都市民の足として街を走っていた鉄道ファンにも人気の車両。廃車になってからは京都市右京区嵯峨にある大覚寺にて保存され、その後、50年近くにもわたり京都市北区の大宮交通公園に展示されていた。京都市からの譲受希望者募集をうけ、西鶴が譲り受けた。

ハピネスパーク交野霊園には法要を行える施設がなく、同霊園に法要施設を設置することは、西鶴の大きな目標の一つ。その目標をかなえるにあたり、「ご家族と一緒にお墓参りに来た子どもたちの記憶に残る霊園でありたい」ということを実現したいと考えていた。多くの人にとって、お墓づくりは一生で一度きりの経験である一方で、お墓参りの機会はこれから先の人生において無限にある。何度でもお墓参りに行きたくなる霊園づくりを目指し、先祖の存在をいつも胸に抱いてもらい、今生を精一杯生きる道しるべにして欲しい。そのために、未来を担う子どもたちにとってお墓参りが楽しいものでなければならない。車両は走行時の様子をできるだけ維持し、新型コロナウィルス感染症に対応するため換気をよくするなどして、車内と外装を整備した。

4月1日完成披露会を執り行う。