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2021年03月22日 17:31

医学生物学研究所(MBL)は、新型コロナウイルス中和抗体の CLIA(化学発光免疫測定法)製品を、3月22日より発売開始する。MBLは、1969 年に日本で最初の抗体メーカーとして設立。現在では、免疫学的領域のみならず、遺伝子診断の領域にも事業を拡大して、臨床検査薬及び基礎研究用試薬の研究・開発・製造・販売を行っている。自己抗体診断分野では日本国内トップメーカーとして製品ラインナップの充実を図り、難治性疾患の多い当該分野の医療に貢献している。

このたび発売する試薬は、ヒトの血液中に存在するSARS-CoV-2に対する中和抗体を定量的に測定する試薬で、1時間で約100検体の測定を行うことができる。CLIA(化学発光免疫測定法)により多検体処理に優れ、カットオフ値による陽陰性判定が可能。欧州ではワクチン接種者の75~80%において陽性であることが本試薬によって明らかにされている。ウイルスを使用しないため、安全かつ短時間に多数の検体評価を行うことが可能となった。

本試薬は、CLIAを測定原理とした試薬であり、専用機器iFlash3000またはiFlash1800で使用可能。なお、本試薬及び測定機器は、深圳市亚辉龙生物科技股份有限公司製。YHLO社はCLIA試薬の中国トップメーカーで、かつグローバルな事業展開をしており、本試薬もイギリス、イタリアをはじめとした欧州諸国やアジア諸国で利用されている。

希望納入価格は20万円(税抜価格)。保管条件2~8℃(製品有効6か月)。詳しくはこちら