2021年03月15日 07:49

松林堂が、奈良のロマンが感じられるスパイスカレー「正倉院咖喱」(ビーフ/レトルト商品)を、2020年12月24日に発売。ビーフに続く第2弾・第3弾のリリースも今春~夏に予定している。
奈良はシルクロードの終着点、たくさんの人や文化が行き来していたところ。光明皇后が東大寺に奉納した聖武天皇の遺愛品の保存庫である正倉院には、装飾品・楽器・武器・文書・薬など様々な品が納められ、約1300年もの間大切に保管され続けている。その中にはシルクロードを通って奈良まで運ばれてきたスパイスがある。胡椒、クローブ、シナモンなどは貴重な薬と考えられて日本にわたり、大切に保管されてきた。またシルクロードを通じて医薬も伝わった。奈良県は漢方について、飛鳥・奈良時代までさかのぼる歴史的・文化的厚みや、地場産業として配置薬業が発展してきた。
レシピの監修は、大阪北新地の人気店AZU CURRY Lab.の内藤あづ紗さんに依頼。フレンチ界出身の料理人で関西を中心に活動するスパイス・ハーブの力を引き出すカレーの研究家で、アーユルヴェーダや薬膳、野菜ソムリエなど研究家でもある。「正倉院咖喱」は、正倉院ゆかりのスパイスやハーブ類、奈良ゆかりの漢方「大和当帰」の葉(粉末)を使ってその風味と薬効も取り入れた。香料・着色料・化学調味料無添加の、美味しくて薬膳的要素も兼ね備えた奈良ならではのカレーとなる。
「正倉院咖喱(ビーフ)」は1188円(税込)。計3種類の製造を予定。