2021年03月10日 17:04

キリンホールディングスは、2021年4月から吉本興業と静岡県浜松市と協働して、「笑いが脳機能に及ぼす健康効果に関する研究」を開始する。キリンは、「脳機能」に関する社会課題の解決を目指した研究を進めるため、浜松市、市内の医療機関や大学、参画企業等と共に設立した「浜松ウエルネス・ラボ」を通じて、同市民の健康づくりに役立つ取り組みを行っている。
「笑う門には福きたる」と言われるように、古くから、ユーモアや笑いは脳や心に良い影響があると考えられているが、科学的な検証は十分になされていない。そこで、キリンはこれまでの臨床試験などで培ってきた脳研究の技術を活かして、吉本興業と協働で「笑い」が脳や心の健康に及ぼす効果の可能性を検討してきた。この検討結果を踏まえ、今回、キリンと吉本興業は浜松市と連携し、笑いによる脳や心の健康効果について実証研究を実施する。
調査では、浜松市民を中心に、お笑い動画を鑑賞中および鑑賞後に、非侵襲性の生体指標を測定することで、「笑い」によって生じる認知機能や気分状態への効果を評価する。募集期間は2021年3月~2021年8月、対象者は40歳以上65歳以下の男女 (25名を予定)。詳しくはこちら。
今後、本研究でのエビデンスを活用し、「脳の健康」をサポートするサービスを吉本興業と連携して検討。また浜松市民が自身の脳や心の健康状態を知ることのできる機会をつくり、脳の健康サポートの重要性の啓発活動へつなげていく。