2021年03月10日 16:49

Flittoは、「企業別の人工知能(AI)翻訳」サービスを提供開始した。
現在、市場では汎用的な翻訳エンジンが使われており、企業が利用しようとするとそれぞれの業界用語や固有名詞の翻訳で誤った結果を示す事があった。これらの課題を解決するソリューションとして、同社はエンタープライズ向けにカスタマイズ可能なAI翻訳サービスの提供を開始した。2020年に提供を開始した「Flitto AI Translation Engine」を高度化したサービスで、企業別に業界用語や固有名詞を学習させ、企業別に独自の翻訳エンジンとして成長させる事が可能になる。
同サービスでは、まず最初に業界用語やユーザー企業が保有する固有名詞の用語集などを学習させる事で、それぞれの単語を正確に翻訳する事ができるようになる。以後、サービスを使用するたびにAIが初期に理解していないデータを自動で収集し、リアルタイムで学習する事で精度を高めていく事が可能だ。使用期間と頻度が高まるにつれて翻訳結果は洗練されていき、製品・サービス名、ビジョンやミッション、専門用語において正確な翻訳結果が得られるようになる。
「法人向けカスタマイズAI翻訳」を開発した同社は、言語データを専門に扱うアジア最大級の企業。ウェブとアプリを通じてオンライン翻訳サービスを提供し、グローバルユーザーと協力し、データを収集している。1000万以上が利用するグローバルサービスであるため、短時間で大量のデータを確保することができ、最大8回のクオリティチェックプロセスを経て、高品質な言語データを確保している。