2021年03月10日 13:01

凸版印刷は、スコープと共に新しい販促支援サービス「未来のチラシ」を開発した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、流通小売り各社では、これまでのように来店の集中を避けるために特売チラシによる集客ではなく、月間特売などのEDLP(Everyday Low Price:商品を一定の期間同じ低価格で販売する価格戦略)施策を強化している。しかし、これまでのEDLP施策では、価格面を中心に選定された商品を店頭POPなどで表示しているだけで、なぜおすすめされているのか理由の訴求が少なく、他社との差別化ポイントを伝えることができていない場合があった。
これらの課題に対し両社は、店頭に並んだ商品をさまざまな基準でグループ化・テーマ付けし、価格以外でも商品の魅力を認識してもらう「ハッシュタグチラシ」と、「ハッシュタグチラシ」の理解をサポートする「動画チラシ」、またグループ化された商品の一覧を確認できる「パーソナルDBチラシ」を開発。同時に、自動でタグ付けする機能を開始した。
「ハッシュタグチラシ」では、商品選定への想いをハッシュタグによりテーマ付けし、価格だけではない商品の魅力を認識させることが可能(ハッシュタグ例:「#神ストック #リモート」、「#防災 #ながら備蓄」など)。紙のチラシだけでなく、電子チラシの製作や、SNS等の他デジタルサービスと連携させることもできる。
なお、本格提供開始に先立ち、イトーヨーカ堂の協力により、2月からイトーヨーカドー各店でトライアルを開始している。